先日先日奥多摩に行ってきた。奥多摩湖は東京都。しかしそうは思えないほどの山々の中にたたずむ湖だ。空は蒼く、緑は深く、水は清い。自然が生むエネルギーが滾々と湧き出ている。奥多摩で育てられたわさびは、清らかな水の鮮烈な味わいと、深い森を凝縮したような芳香がする。
山が育んだ水はエネルギーだ。それが川となって都市に住む人々の元へ届けられる。人間のからだに流れるエネルギーもまた、天と地と食物から供給されて全身を流れる。東洋医学ではその縦の流れを経脈、横の流れを絡脈と呼び、合わせて経絡という。普門堂の施術は経絡治療で、私はそれをエネルギーの通り道を操作すること、つまりエネルギーワークをしているととらえている。
西洋医学では五感でとらえられないものは科学的ではないとされる。けれど誰もが深い山に行けば、目に見えない、触ることのできない、それでも圧倒的なパワーを感じることがあると思う。本当の治療、本当の癒しは人体がパーツで組み立てられた部分の集合ではなく、目に見えないエネルギーによって統合されたエネルギー体だと考えるところから始まる。
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